第177話 ダメっ!
大学がお休みになり、わたしと彼は短期のアルバイトを始めた。まぁ、大学のお休みの間だけであり、1ヶ月にも満たない期間だけど、週に4日、彼と一緒に通っている。
あ、彼とは、同じ大学に通い、現在、都内某所で一緒に暮らしている、
そんなわたしたちを見て、最近の親友たちは、『もう、お
そんな、我らが妹・美琴ちゃん。通ってる高校が春休みになり、昨夜、わたしたちの
「ひなちゃん(仮名)、バイトで疲れてるだろうから、水曜日に来てもらうのも悪い気がして」
とかなんとか、殊勝な言い訳をしているけど、自分が遊びに来たかっただけなのだろう。
わたしたちは木曜日にアルバイトがあるから、美琴ちゃんは水曜日中には帰らないといけないのがわかってるのに、『それでも行く〜』なんて言ってるのだから。
……で? 昨日(火曜日)、わたしたちのアルバイトが終わって、最寄駅に到着する時間にあわせて美琴ちゃんと合流。
3人で夜ご飯を食べた後に、家庭教師を前倒し……。彼はその間にリビングで寝落ち。
彼の寝顔を覗き込んだ美琴ちゃん。
「ひなちゃんは、タフだね?」
「一緒の職場だけど、彼のお仕事のほうがたいへんなんだよ。重いモノ扱ってるし……」
そして、本日(水曜日)、朝ご飯を済ませて、3人で近所の恩賜公園に……。そして、美琴ちゃんお気に入りの『国立科学博物館』に行く予定(行っているはず)である。
これは、わたしと
捻りもオチもないけど、
ところで……。KAC2024 第8回(ラスト)のお題は『めがね』らしい。今年も(特に今月は)、読むほう(今月は300万文字超えしそう)が忙しくて書けるとも思わなかったけど……。
あぁ、でもこの際だから、ちょっとだけ……。
「そろそろ、コンタクトに戻そうと思うんだけど……?」
と、めがね越しに上目遣いで(身長差があるから仕方ない!)彼に言ったら、速攻で『ダメっ!』って言われてしまった。
「めがね姿がかわいいから、ダメっ!」
今でも彼とはらぶらぶ(うふ♡)なのである。
なに? このオチ……。
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