2021-10-02
俺たちが影響を受けるのは、作品からでなければならない。
作品を創った人間に傾倒して、その全てを猿真似するようでは、駄目だ。
これは、おれがヨルシカの作品から学んだことだ。
そして、俺の思想に影響を及ぼさんとするものの一端だ。
きっと、この解釈だって創り手が想定したものと同一ではないだろう。
しかし、同一であろうとすることにそんなに意味があると思えない。
大事なのは、影響を受けながらも俺たちが俺たちなりに何を創るかだ。
思想は、誰だってつぎはぎだ。
思想が魂だと云うのなら、俺たちの魂はまるっきり真似事のつぎはぎだ。
ただ、魂を形作る上で、目指すスコープが人間であっては寂しいと思う。
目指すのがある人間ならば、その人間だって紛い物だから。
俺は、思想を形成する上で、作品に影響を受けながら、
人間を目標とせぬよう、生きてゆきたい。
また、それが生涯の目標とならぬように居たい。
目指すのは、作品であり、思想であり、もっとそういった
普遍のものたちだ。
それを目指した俺が紛い物になったとしたら、
それはそれで滑稽で、なんとも無二な塵だろう。
俺は、それでいい。
心は、魂は、俺にしか解らないもので構成されていたい。
誰にも、この苦しい人生を渡したくない。
痛みさえ、苦しみさえ俺のものだ。
他人の痛みは他人にはわからない。
俺の中で、俺は唯一無二でありたい。
そして、己が言葉に今以上の説得力をもたらすだけの生を重ねたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます