感情は、時間と共に沈静化するから信用ならない。

特に怒りなど負の感情においては、そのことは顕著だ。

あんなに許せないと思ったことでも、

一日ないしは半日経てば、あまり重要ではなくなる。

巷では、怒りを収める方法としてその事がよく挙げられる。

だが、一度許せないと思った事まで、時が解決してしまうのは悔しい。

許せないと思ったのなら、一生許せないままで居たい。

時間が経つと、歯痒いことに相手への情けなどが邪魔をする。

結局、怒りという感情は全くもって持続しない。

怒りを無かったことにして、塵のような人間関係を保つことは、

至極気持ち悪いことだ。

怒りは容易く抱けど、持続し難い感情だ。

許してしまうことも又、不甲斐ない様に思える。

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