2021-03-11(2)
努力の先にあるのは、果てしない努力だ。
其れを甘んじて受け入れられないなら、努力などしなければよかった。
世界には、歯痒いことに才能溢れる人間がそれなりに居る。
俺の努力など、生まれた時からなかったものになるくらいの
能力で、俺を貶してくる。
よく、「他人と比較しない」というアドバイスを聞くが、
それができるほど、俺は精神的に熟しては居ない。
俺は、俺の思うところを他人に伝えられない。
こうして、ひっそりとした掃き溜めで文字に起こすことでのみ、
本心に近いそれらしいことを綴ることができる。
随分、後戻りのできないところまで来てしまった。
どこかで引き返さなかった俺が悪い。
ここまで来たなら責任を取るべきだ。
本心を伝えておけばこんなことには成らなかっただろう。
煩い、どこに俺の本心を挟む隙間があったと云うのだ。
非道いじゃないか。
人間関係の所為で、俺はもう何も分からない。
小さい頃は、ただ、幸せになりたくて勉強をした。
前提が間違っていたことに気づかなかった。
幸せなんてどこにもない。
幸せの紛い物を、盲目的に信じることが、この世では幸せと呼ばれる。
人間は、嫌なものだ。
怖くて死にたくないが、死んでいいと思えるように成りたい。
そのために、この世の嫌なところを指折り数えてゆこう。
死ぬための勇気を持つために、人間の営みに抗うために。
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