第12話

「あのーッ」

後輩が恐る恐る手を上げた。

「なんだ」

「匂いなんですけど」

後輩が説明を始めた。

「👩‍🦳オンナは男を虜にするために

香水をつけると思うんですけど」

「フム」

「僕の彼女は僕の目の前で平気でオナラを

するんです。これはいったいどういうこ

となんでしょうか」

前川は苦笑しながら答えた。

「今は夏だろ」

「それが?」

「きっと彼女、おまえに風を送りたかった

んじゃないかな。つまりウチワとか扇風機み

たいにな。おまえを愛してる💕❤って証拠だよ

よかったな」

前川がそういうと、後輩はなんとも言えない

複雑な顔をしていた。


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