第41話

(この世は戦い。戦いに負けたら地獄を見る。オーバーかもしれないが、私は多かれ少なかれ、そう思っている…。       そしてそれ位思っていて、丁度良いと思っている。他の人は知らないが、この私にはそうだと。)                 鬼畜の甘堂は、手下達に私の事を、父親を 知らない私生児だと話していたのだ。そして、町の中で外人だと言われたりする事があり、それが凄く嫌だと思っていると。   そうして鬼畜は、母やシンちゃんから聞いた色々な事を、他の生徒である自分の手下共に全部話していたのだ。本当はそんな事を絶対にしてはいけない!!だが、甘堂はした。 するとこの時、吉川達はこう言った。   「うわぁ、嫌だぁ?!」、        「きったな〜い!!」、        「何、それ?そんなのと同じクラスにいるの〜?!」               「そうなのよー。あなた方も本当に可愛そうね〜?」                「先生、嫌だぁ!何とかならないの〜?!」「それが絶対に辞めさせないって言うから、仕方ないのよ〜!」           「チェッ!外人!!」          吉川が私に大声で怒鳴った。甘堂や他の手下が嬉しそうに笑った。          私は吉川をギロッと見た。吉川は何も言わなかった。                「吉川さん、止めなさいよ。あんなの、どんな男の子供か分からないんだから!何かされたら困るでしょう?怪我でもさせられたりしたら大変よ〜?」            「本当ですねー?!」          私は鬼畜と手下のクズ共がこうして話している最中に、教室から出て帰った。

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