第25話休日2
「申し訳ございません」
「いや、仕方がいないことだ。魔物が少ない場所に来たことが裏目に出たか」
「そうですね。」
「まぁ問題ないだろう」
「私たちはまだ端ですし大丈夫かと思われます」
「なるほどな」
「ガル、どうする?」
「まぁやるしかないよね」
「ルカ、俺たちはどうするのがいい?」
「難しいですね。中に入るのは危険ですが外に逃げるのも、もう少しだけ一緒に中へ行きましょう。そこからばらけます」
「わかった」
「お嬢様!」
「どうしたの?」
「ゴブリンです!」
「ゴブリンくらい大丈夫でしょ?」
「いえ、違います!囲まれています!集落です。なぜか直前まで感知スキルにかかりませんでした。ここにいる多くのゴブリンが隠ぺいを取得していると思われます」(それもかなり高度な)
「!?だ、大丈夫なんでしょ?」
「アルベルト様とガルメシア様の護衛の方が助けに来てくれたら何とか」
「...」
「引っ掛かったね(笑)」
「そうですね、やはりあれは回避できないでしょう。助けに行かれますか?」
「どうして?」
「クラスメイトですし。それに以前彼のことを面白いって」
「そうだね。確かに彼には死んでほしくないな。でも死んでほしくないと思う彼がそのままなら乗り切れるよ。死んだら死んだで興味はないね」
「なるほど」
「でもまぁここで恩を売っとくのも悪くないかな?(笑)途中参加しようか、戦闘音を聞きつけてやってきたという感じにしよう」
「おっ、二手に分かれたね(笑)いい案だ。僕は手前の助っ人に行くよ。奥のお嬢様助けてあげて」
「わかりました」
「大丈夫?近くで薬草採取してたら戦闘音がしてね。僕の護衛が奥に助けに行ったよ。」
「リッカスか。ありがたい。」
にしても。へぇ戦闘能力は高いくなかったような気がするけど努力したんだな
また帰って見直すか
「アリス様!もう少し下がってください!」
助けに来てくれましたけど、このままではジリ貧ですね。
にしてもあの二人強すぎる。
最初は一気に押して今はゴブリンキングの部隊をたった2人で抑えている
通常5人のAランクパーティー2組で抑えるような強さなのに
クソ!
アリス様だけでも逃げてもらいましょうか。
「アリス様!バチバチバチ!「ギエエエエエ」
「微力ながら手伝わせてもらいます!」
「あ、あなたは!?」
「近くで薬草採取の護衛をしていたのです」
「なるほど。お願いします!」
「あの硬いマジックゴブリンどもが邪魔ですね」
「俺が先にやりましょうか?少し貯める時間をくれれば。」
「わかりました。一度攻撃をやめてガードに専念します」
あの雷属性を使うやつが厄介ですね。
私の能力じゃガードしにくい、
インタ-バルが長いのが唯一の救いでしょうか
クソ
しかしやはり賢いですね。
私がゴブリンの死体でしかガードできないと見るや否いや周りの死体を燃やすなんて。
「あと一分でたまる!」
「わかりました!」
なら剣舞を使いましょうか。
この状況だと少し反動が大きいですが仕方ありません。
※剣舞とは動きが自動で頭部や四肢の欠損などの傷害がなければ攻撃を受けても自動的に体が動く技である。しかし、痛みは感じる。そしてその間受けた攻撃の強さに応じて反動が来る。
「スイッチ!エクスバーーン!!!!」
ドカァァン
うわ、すっご
「一網打尽ですね」
「あぁ、ゴブリンキング以外倒せたみたいで良かったです」
リッカス=マヌエール 13歳
武力 80/80
剣術 50/50
知力 81/90
カリスマ 50/80
職業能力
ない
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