第20話入寮式
今日は入寮式がある寮自体は4棟が男女別計8棟ある
入寮式が入学式の一日後のカリキュラムなどの説明が終わった後にするのかと言うと、今日上級生が帰ってくるからである
上級生は今日の午後までに入寮しておくことが義務付けされている。
まぁ遠くからきている人もいて時間に間に合わない人とか、そもそも日にちも間に合わないような人もいる
ただそういうことがあるとわかっているので、数日は一部は下級生のために付き人大会に出席したり、今日のような入寮式に参加しおおまかなルールを説明する役に回り、それ以外の間に合った人は自習を行うような形だ
それが3日あり到着がそれ以降になるなら自己責任だ。
ただ前もって入寮しておこうという人はかなり少ない。
まぁ理由は普段問題なく勉強していると遅れたとしてもそこまで大きな問題にならないのと、寮は嫌っている人が多いということだ。
「新入生の諸君初めまして。この寮の学生寮長をしている今年3年生になるイーゼル=コンラートだ。4年生や5年生もいるが卒業する人が多く忙しいという理由から3年生がやるということになっているからよろしく。知ってると思うが寮はクラスは関係ない。これはほかのクラスとも交流を深めるためだ」
なるほどじゃあこいつは優秀じゃないんだな。
多分優秀な3年は卒業の論文やらで忙しいんだろうな。
まぁでも3年でも卒業は毎年15人程度でAクラスから8~10人でそれ以外のクラスから2~5人程度だって話だしこの学校に入学できている時点で無能ってわけじゃないか。
「知ってると思うがこの学校は国内でも有数の学校だ。そのためクラスによる差別などはかなり少ない。お互いを尊敬しているからだな。まぁあとは爵位が高いけど下のクラスとかだとややこしくてそー言う差別とかが起こりにくくなってる。上下関係はしっかりしなければならないがクラスが、低いから話しかけるなと言うのは同期は当然のこととして上級生に対しても気にする必要はない。ただかなり少ないだけであって毎年爵位もクラスも高い一部の人で差別をしてるやつがいる。けどまぁ気にすることはない」
「よしじゃあ早速案内しよう。と言いたいところだが一学年約360人が収まる学校だ、とにかく広い。と言うことで主要な場所だけ説明して後はマップを渡すからそれを見て行動してくれ。暇なときに友達と回って見ると良い」
さすがに上に立つことを決定されている立場なだけあって様になってるな、
ちなみに言うと最近は能力に頼りすぎてはいけないということで鑑定眼?を使わないようにしている
緊急時の場合は別だが何かしらの理由で使えない可能性もあるし感覚を鈍らすわけにはいかないしな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます