第二章メイドリー際(前期)

第18話試験

今12歳の俺は入学試験に挑んでいる。。。

試験自体に大きな問題はない

前世で盗賊をやってたこともあって社会的な知識はそれなりにあるし、リーダーと言うことで読み書きも多少できるように勉強したためだ

少しアドバンテージがある状態だったから余裕だ

クラス分けも上位のクラスになるだろう。


でもなぁ、

お披露目会であったリッカスとか、

何か微妙に敵意があったような感じがしたコーラント侯爵。

まぁ息子はいい人っていう可能性もあるけどなぁ。

2個上だから関わらない可能性もあるけど寮一緒の可能性があるから最悪な場合は...


しかも変人で有名な第2王女が同級生だとか。

気が重い。

ただ親の期待もあるしわざと学力を落とすなんてことはできないしなぁ

最短で卒業してやる!(3年)



テストは母親、と当然俺。そしてその側近二人がついてきてくれている。

母は今宿にいる。が当然一人と言うわけではなくルカとオルトがテスト会場についてきてくれている。

そしてテストが終わり宿に帰る前に少し散策しているのだ。


にしても前に来た時より格段に人が多いなぁ

王国も試験を全部一括にするから悪いんだよ。マジで、


全部統一と言っているのは入学試験だけでなく、もう一つの試験が行われているからである。

それはおつきの人となるための試験である。

この学校は貴族家の人が多く人の上に立つということも勉強しなければならない。

そのために入学後すぐに付き人を決めるのである。


決める方法はお互いに了承したうえでのものだ

付き人に応募している人にもクラス分けがある。

それは非常に細かくまず得意なことは何か、不得意なことは何か

その能力が他の人と比べてどのくらいであるか、基本的な能力は何かというものだ


能力が高いとクラスが高くさらに地位が高い人のお付となれる

その逆もしかりだ。


付き人になりたいという順番として地位が高いということだけではない。

その理由は能力が低ければ簡単に地に落ちるからだ。

ので難しかったりするわけだ

付き人の試験に受ける人は皆必死なわけだがその理由として大きな問題を起こさない限り卒業後その家で働くことができるということがある


自分で言うのもなんだが俺を選んだ、選ばれた人はかなり恵まれていると思う。

それは俺レベルに雇われる余り物のわりに、知られていないだけですでに大商会のトップの俺のお付きになれるからだ。

まぁ潜在能力がないと雇わないんだけども...


こうした理由で人が多い

少し散策したかったけど入学してからにしよう。

酔ってきた。。

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