第2話始まり2
オルトって言ったとき父上少し残念そうな顔してたな。やっぱり一応の能力テストみたいなのはしてたんだろうな。
それでハリバーが一番だったんだろう。
まぁ間違いじゃなかったってことはすぐにわかるだろう。
にしても早く能力について把握していかないといけないよなぁ~
あっセバスの能力見て完成されたバージョンも見とけばよかった。。。まぁ明日にしよう。
「ケルト様...」
「お前の息子が選ばれたな」
「アルベルト様はこのことは」
「もちろん伝えていない」
「正直私としては息子が選ばれてほっとしている部分もあります」
「そうだろうな、アルベルトもまだ5歳。護衛のものに関しては、能力が高かったものを選んだ。これから培われていくだろう。私も素直にセバスの息子が選ばれたことを喜ぶとしよう」
「そうですね。ありがとうございます」
とまぁ少しシビアなことがあったけど今は家中少しふんわりした雰囲気である。
それは俺の母であるセドリック家の第2子がもうすぐ生まれそうだからだ。
ちなみに父には二人の妻がいる。扱いに大きな差はなく仲が良い。
第二婦人には俺の2歳下の長女がいる。
まぁでもこの一年はこれ以外には大きなイベントはないだろう。
問題は来年の行事だろう。
6歳になると子供がこのように成長しましたと言う報告も兼ねて王都のパーティーに親子で参加しないといけない。貴族は奥さんも多く子供が多いことが多いので毎年15人近くの子供が集まるらしい。
他には王都に近い貴族が国王にあいさつするために参加することもある。
少し脱線したけど次は能力の表示につての法則を把握するために何人かのステータスを拝見させてもらおう。
セバス 40歳
武力 130/130
➝剣術 50/50
知力 211/211
➝軍才 60/60
収納魔法 1/1
政治 70/70
カリスマ 90/90
➝指導者 40/40
特殊技能
➝執事 150/150
➝馬術 60/60
すごいな、それなりに高いしさすがに全部マックス値だ。
ケルト=セドリック 29歳
武力 80/80
➝弓術 20/20
剣術 20/20
知力 230/230
➝会計士 80/80
政治 75/75
カリスマ 135/135
➝指導者 60/60
特殊技能
領主 115/115
➝才能発掘 45/45
なるほど、ここまでの情報と検証したい内容を一度紙にでもまとめてみるか。
・潜在能量の最大値は100である
・基本的なステータスは武力、知力、カリスマ、特殊技能である
・能力の派生は10分の10(40/40)などになるか、潜在能力が100の場合に出現する
・派生は同じところから同じものが出るとは限らない(カリスマ➝指導者。知力➝指導者)
・派生の潜在能力値が派生した元の潜在能力値を超えることはない
・潜在能力値は上がるのか
・派生が出るのは上記に挙げたタイミングだけで、一度確定したら増えることはないのか
・武力80/80と武力20/20、剣術60/60ので計武力80/80の人はどちらが強いのか
・派生する能力はコントロールできるのか
まぁこんなところか。
少し自由になれるように動いていいようになる10歳までにできるだけ法則をつかんでいい人材を集めれるようにしておこうか。
あ、そー言えば俺の能力ってどうなってるんだろう。
どーやってみるんだろ。
とまぁまだ自分の能力はわかっていないまま弟が無事生まれ特に何もなく一年が過ぎ、今は王都に向かう馬車の中にいる。
馬車の中では暇であることを思い浮かべていた。
それは、転生して人の能力を見ることができる能力は引き継いだが戦闘に関する能力は引き継ぐどころか退化しているように思える。体感的な話だしまだ6歳だからわからないけど。
まぁでも別にそれならそれで優秀な部下を雇えばいいだけだ。しかしそうなると金がない。
だからお金を稼げるようにならないといけないと思っている。
13歳になると王都の学校に5年間在籍する予定だからその間にある程度お金を稼げるシステムを作らないとな。(予定と言っている理由は飛び級制度があるからである。)
簡単にできるのは何か商品を売ることかな。
まぁいいアイデアがあればだけど。
ゆっくり考えよう。
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