第2話入学式
高校生活初日──と言っても、本日は入学式だけなので、昼までです。
中学の頃の友人がちらほら私達が通う高校にいます。
連絡先などはあまり知らないです、友人のは。
せいぜい知っているのは友人や
不満はありませんでした。スマホを特段、ほしいと思っていませんでしたから。
連絡手段は、スマホだけではないですからね。自宅に置いてある電話機で十分でしたから。
流行にのるのに必死だったということもありませんでしたし、同級生やクラスメイトが話題にしていたことにまざれなかったという苦労もありませんでした。
流行なんて廃るのは早いものですから、いっときのブームがああだのこうだのしている間に次々と変わっていきますから。
流行にのれないくらいで居心地の悪い教室にはなっていなかったので、なあなあに過ぎていきました。
こんな興味をそそらない話は隅に置いときましょう。
高校に到着し、昇降口のガラスの扉にびしっと貼られたクラスの割り当ての紙の周りに出来ている人だかりの後方から自身の名前を探す。
華奈とは別々のクラスだった。今まで同じクラスになることはなかったので、これといったものは感じない。
入学式はつつがなく終わり、教室に戻ると担任から配布物を配られ、下校時刻が迫っており、出席番号順で簡単な自己紹介を済ませていき、担任が自己紹介をして下校となった。
これといった出来事がなかったので、詳細は省きます。
私は華奈と下校しました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます