文学理論その3.ハズシ
「ハズシ」という物語展開のテクニックがある。推理小説の
e.g.
蜜柑にカビが生えたので捨てようとしたが、「待てよ」と思い止まった。カビが赤カビだったからだ。僕はバイオテクノロジーを専攻する学生で、菌類にも多少の
「先生、見てください。赤カビが蜜柑に生えたんです。
教授は、僕が研究室に持参した蜜柑をまじまじと見つめ、呆れ顔で言った。
「馬鹿だな君は。早く食べないからだよ…もったいない」
*似た話が林家木久扇師匠のネタにありますが、同様の話は少なくとも戦後期から
*「ハズシ」は業界用語であって、文芸論の術語ではありません。
因みに
のこと。美味しい。
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