映画用語「カット」と「ショット」の違い

・Shot:動画の最小単位。カメラを回してからとめるまでの1動画の、主に画像の

 内容や絵柄えがらを説明する言葉。

 e.g. Long Shot は遠景。Two Shot は二人を写したショット。複数形は無い。

   動詞はshoot(撮影する)


・Cut :同じく動画の最小単位。カメラを回してからとめるまでの1動画の、主に

 物理的属性を説明する言葉。Long Cutは尺の長いカット。複数形はcuts。

 動詞はcut(フィルムを)切る:編集する。

 カットナンバーとはいうがショットナンバーとはいわない。

 1カット3万円(写真家の作品の値段)とはいうが、

 1ショット3万円とはいわない。

 1シュート3万円(1撮影3万円)というカメラマンのギャラの単位はあるか

 も。


用例…

「紋屋さん、監督は例のカット使いますかね?」

「どんなショットだっけ?」

「ウェハースチョコレートを持ちながらフラメンコを踊っている黒木メイサ*のウエストショットですよ。尺が30秒もあるんです」

「30秒? 随分ずいぶんロングカットだね。監督は使うかどうか葛藤カットうするだろうが、多分、使わないだろうな。きっと カットKit-Katするだろう」


 *注意:cutの発音は kʌt、Kit-Katは kitkæt


キットカット("Kit Kat" または "Kit Cat")という名前の食品が登場したのは18世紀のイギリス。当時はミートパイのことを指していた。18世紀初頭、ロンドンでクリストファー・カット(Christopher Catt)という人物が経営していたタバーン(食堂)では、経営者の名前に由来する「キット・カット」という名前で呼ばれるようになった羊肉のパイを出していた(クリストファーという人名の当時の愛称はキットであった)。


*youtube 黒木メイサCM「キットカット」フラメンコ篇

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