漱石枕流 大学講師編

漱石枕流そうせきちんりゅう:晋の孫楚*が「石にまくらし流れにすすぐ」を「石にすすぎ流れに枕す」と言い誤り、「石に漱ぐ」とは歯を磨くこと、「流れに枕す」とは耳を洗うことと強弁きょうべんした故事[晋書孫楚伝]から、ワープロの変換間違いを見逃したことについての無理な言い訳のこと。


講座振替こうざふりかえ:授業料の支払いを金融機関を通じて帳簿上で行うこと。

弱肉教職じゃくにくきょうしょく:強者が弱者を犠牲にして学校の先生になること。

・「教育きょうイくことにしました」:「本日、教えに行くことにしました」

・「教授うきょうじゅうにに処理します」:「大学教員に関する件は本日中に処理します」

講師混同こうしこんどう:講師が受講生に自分の仕事の手伝いをさせるようなこと。

郷愁きょうしゅう:故郷での授業をなつかしんで寄せる思い。

 nostalgic lessons。教習と書くこともあるらしい。

円周えんしゅう:一定点(中心)から等距離(半径)にある点の軌跡を描く練習。

 この練習の際よく使う記号が π(演習率)である。

 昔、静岡県西部(遠州)ではこの練習が頻繁に行われていた。

 演習と書くこともあるらしい。

出血しゅっけつ:ケガ等による血管裂傷けっかんれっしょうが授業の出欠席に影響すること。

 体表裂傷の場合は外出欠がいしゅっけつ組織内血管裂傷そしきないけっかんれっしょうの場合は内出欠という。

老子ろうし孔子こうし:二人とも中国の思想家。後者の墓の参拝料を講師料という。

 ちなみに非常勤孔子は大学などで非専任教員として儒学を教えていた思想家。

 もうひとつ因みに、道教の研究に没頭し、働き過ぎて死ぬことを過老子カろうしという。

抗議こうぎ:国の政策などに対し反対の意見を申し立てるような授業。

凶弾きょうだん:学校の先生が凶漢が発砲した銃弾に倒れるときに居る場所。

 教壇と書くこともある。因みに発泡とは、泡が出る水鉄砲を作動させる行為。

教団きょうだん:ミッション系の大学など、宗教団体が経営する学校のレクチャー卓

寡黙かもく:言葉数が少ない教員が担当する教科。

 履修登録りしゅうとうろくの際、無言で選ぶ教科を選択寡黙せんたくかもくという。

・洗濯科目:衣類などの汚れを洗って綺麗にする技術を教える教科。

ひっす科目:必ず履修しなければならない教科のひとつで、所謂いわゆる書道のこと。

次週じしゅう:先生の居ない次の週に自ら学習すること。自習と書くこともある。

 前の週にもっぱらその事だけを修めることは専修せんしゅう

急行きゅうこう:主要な駅にしか停まらない電車の事故で授業が休みになること。

 類語に快速休講かいそくきゅうこうがある。

 東京都港区から三浦半島を走る某私鉄の運休によって授業が休みになるとギフト

 がもらえる。これが景品休講けいひんきゅうこうである。

陸橋大学りっきょうだいがく:道路・鉄道などの横断用に設けられた施設の研究で有名な大学。

壮大そうだい:都の西北にある大きく立派な大学。

境内けいだい:三田とか藤沢辺りの神社仏閣の敷地内にある大学。

 因みにKO大学はボクシングの名門。

私見しけん:テストに対する個人の見解・意見。

 期末に自分の意見を述べることを期末私見という。

講師こうしん:あらためること。

 次年度も非常勤で講師を続ける取り決めをすることを、契約講師んけいやくこうしんという。

強化きょうか:国家試験直前特別講義の様に、さらに強く理解させることを目的とした

 授業。寝泊りを共にしてこの授業を受講することを「教科合宿」という。

共感きょうかん:他人の体験する感情や心的状態、或いは人の主張などを、 自分も全く

 同じように感じたり理解したりする教員のこと。教官と書くこともある。

公道こうどう:受講生が大人数の時、教室代わりに使う私道でない道路。

 大きな道路を大公道だいこうどうと呼ぶ。

私道しどう:人を教え導くために使う国道でも都道府県道でも市町村道でもない道

 路。交通安全の規則などを教える時に使う。生活私道せいかつしどうとか進学私道しんがくしどうなどもあ

 る。

旧交きゅうこう:昔からの交友の為に授業を休むこと。休講とも書く。


*孫 楚(そん そ、 生年不詳 - 293年 西晋の政治家、武将)


・漱石枕流関連知見

 ナッツ美味うめえそうしき:葬儀で出されるアーモンドとかピスタチオとかが好き

 だったらしい作家。

 もりのほうがいい:同じく明治期の文豪。ざる蕎麦より、もり蕎麦の方が好きだ

 ったという。

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