第11話 新キャラ

=======さっきのは夢だったのだろうか?========


突然現れた自分の奥さん!

限りなく不思議な女の子(娘らしいが)!


暫くは頭が混乱していて、いったいどの位時間が過ぎたのかも分からないまま・・。


その時部屋のドアが開いた!


「東条さーん、ご家族から伝言があって、今度面会に来るのは忙しくていつになるか分からないそうですよ」


気持ちがほっとしたのが正直な感想である。


「ただ、次の検査が終われば退院出来ると思うので・・。」


次の検査ってなんだろう?

そもそも検査らしい検査は特にしてないから・・・。

しいて言えば、変な絵を見ながらの会話や、寝ているうちにいつの間にか終わっている不思議な採血くらいだ!


この病院に来て、既に3か月が経過している。

いろんな事を考えたり、周りの環境に慣れるまではあっという間に過ぎた感がある。


周りの不思議な行動や、ここにいる人間達にも慣れてきている自分が少し怖い気にもなる。

たまには外の空気を吸いたいと思う感情も薄らいできているのも怖い!

よっぽど刑務所の受刑者の方が自由があるんじゃないかと思ったことも・・。


========家族?の面会から1週間が過ぎていた========


部屋のドアが開いて、いつもの看護師が入ってきた。

そもそもこの看護師を毎日見るが、一体週何日で働いているのだろう?


夜にも会う事があるので、24時間365日働いているのではないかと思う。

ホームセキリュティーかと思うくらいの働き方だ!!


「東条さーん、これから検査しますのでお部屋で待っていてください」


そもそも部屋からは自分の意思で出たことがないのに・・・・・。


私・「わかりました」


数分後に、看護師がいろんな準備を始めた。

点滴用のスタンド、処置台には点滴液や注射セット、聴診器や心電図までも!


今までで一番大掛かりな事になってきている!


「東条さんはベッドに横になっているだけなので心配しないで下さい」


そんな簡単な説明じゃ余計に心配になる!


ベッドに横になると、看護師が点滴の準備をして私の右腕に針を刺した。

採血の時もそうだが、針が刺さっている感触が一切ない!

針刺しの手技が特別素晴らしいのか、そもそも本当に刺さっているのか?


その直後に、初めて見る白衣姿の男性が部屋に入ってきた。


・・・・・・・・・・新キャラ登場である!・・・・・・・・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る