基本的に会話が多くて読みやすく、徐々にひかれあう点がリアルでよい。

それに変に性描写に逃げずに男女の距離関係を的確に描いている。

ただ、残念なのが、圧倒的にヒロインの魅力、「萌え」が個人的に足りない。

もっと作者のこれこそ俺が大好きなラブコメなんだよ！というのが見てみたいし、そういう作品こそ伸びると思う（個人的に）。

あと、展開として性格悪いキャラをすぐに出すのは、ちょっとどうかと思った。

そんなに性格の悪い奴って高校では見ない気がする。

主人公がヒロインの秘密を一人だけ知っているという背徳感とそれを知られたときにヒロインの恥じらいをもっと情景描写とともに執筆すれば、とっても伸びるという可能性。それを感じてレビューした。