異世界ファンタジー
◎【001】『キミに捧げる英雄録』 / 作者:伊勢産チーズ
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「足が速いヤツほど強い」──弱虫の少年は英雄への道を全速力で駆け抜ける
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初めましての方は初めまして。そうでない方はこんにちは。
記念すべき第1回で紹介させて頂く作品はすでに書籍化が決定しており、第5回カクヨムコン『特別賞』受賞作品である『キミに捧げる英雄録』です。作者は 伊勢産チーズ先生です。
URL : https://kakuyomu.jp/works/1177354054892697959
以下、概要を説明していきます。
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まず、何よりも先にタイトルが良い。キャッチ―で且つ内容との完全なフィット感。
そんな第一印象はさておき、内容を超絶簡単に説明すると、この作品は『魔法やギフト、精霊、迷宮、遺跡といった未知に満ちた世界で、一人の平凡な少年が英雄を目指す超王道ファンタジー』だ。
ここで強調したいのが『超王道』というところ。
主人公のアイル・クローバーはどこにでもいる臆病な少年で、俺TUEEE な力を持っているわけでもなければ無双もしない。 バッタバッタと敵をなぎ倒すどころかそこらへんにいる冒険者にも勝てないし、
前述したと通り、この世界には至るところに精霊が存在している。そして、精霊たちは人々が紡ぐ偉業を、『魂の証明』を待っている。
偉業を成した者は、物語の
精霊たちは常に新しい英雄の誕生を待っている。
そして誰しもが【英雄録】に名を連ねることを夢見て、世界という舞台を生きる。
壮大で夢のある世界の中で、アイルもまた英雄を目指してもがき、もがいて、走って、走る。
体の芯が揺さぶれるほどに、カクヨム史上最も熱い超本格ファンタジー。
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と、いったところです。
正直なところ、この作品を言い表そうとしたらごたごたと御託を並べるよりもただ一言。
『超絶熱い!』
です。
弱虫だった少年が成り上がっていくというのは少年誌でありがちな設定ではありますが、そんな王道のど真ん中を行きながらもびっくりするくらいにオリジナリティを感じます。作者である伊勢産チーズ先生の英雄像というものがはっきりとしていて、物語の土台となる部分がしっかりしているのが伝わってくる印象です。
そしてやはり、超王道ということもあり胸熱展開が待ち構えているのですが、それがとにかく、最っ高に熱いんです! 熱い以外の言葉は要りません!
世界観よし、キャラもよし、そしてストーリもよし。
100点満点中120点をあげたくなる超王道胸ファンタジーを、是非とも皆さんご賞味あれ!!!
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