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目次
砂の心
僕を手招く影を探す
僕から何もかも奪ったその影を
世界の闇に魅入られて
弱い心を射抜かれた僕を
大切な人の亡骸が
砕け散った望みの破片だけが待っていた
きっと影は気まぐれくらいの確率で
僕の懺悔を拝めるなんて考えていただろう
絶望的な後悔に身を浸すことを期待していただろう
そうして灯った闇をまた
食い物にしようと狙ってる
でも大丈夫だ
僕はもう闇に溺れない
幸せな時間と引き換えに手に入れた
終わりゆく時間を否定して手に入れた
この途方もない孤独を糧にして
そして何もかもを奪い返す
そう決めたから
大丈夫なんだ
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