Seg 32 求められしはボケツッコミ? 絶対零度の脅迫 -01-
予想外の言葉に、みっちゃんから間の
そんな
見た目、
その一方で、人は見た目で判断してはいけない、という兄の名言が
ユウの
「そ、そりゃあ、みっちゃんは
「
そんな
「えっと……みっちゃんはどちらかというとボケの方だよね」
ユウに悪意は全くなかった。
力を入れすぎて、ゼィハァと
「……言葉は
と、満身
「ねえ、
「せやで。やからユウどんは――」
「ボクも行く!」
ユウは急いで口に肉を
「いやいやいや! ユウどんは
「なんでっ!? んぐ……ミサギさんたちが
口から肉がこぼれそうになったのを、手で
「
気を付けていたつもりだったが、ユウが足元を見ると、取りこぼしたかけらが落ちていた。
食べ物をこぼしたショックでがっくり
「で、でも! アヤカシは苦手だけど、力はあるよ! みっちゃんだって、ライセンスの試験の時のボクを見ただろ?」
言われて、炭となったユウの
決して気分のいいものではなかった。しかしゾッとする光景よりも
「ボクならケガしてもすぐ直るし平気だよ!」
「いやいや! すぐ直ってもケガは
レストラン内の
「連れてってよ!」
「ダメや」
「どうしても?」
「ダーメーや!」
ユウの顔が
これで
「連れてってくれないと……」
「……ん?」
再びみっちゃんを
「……このあたり一帯にある店の食材、全部食べつくしてやる」
もちろん、みっちゃんのツケで、とユウは
これにはさすがのみっちゃんも、悲鳴が
ユウの
ガクッとうな
「……
力なくユウに
「そうこなくっちゃ!」
パッと表情を明るくして席を立った。が、
「……? どした、ユウどん」
「すぐ行くからちょっと……ちょこっとだけ、おかわりしてもいい?」
おずおずとメニューを取り出す。
「注文したやつ、全部キャンセルやぁあああ!」
レストランにみっちゃんの声が
◆ ◆ ◆
時を
外の気配を
室内の
暗さに目が慣れてきた
モニターや
それぞれの眼前にある
さらに
決して広くはない
それもそのはずだ、と木戸は無言で
ここは工場であった。
モニターの
多くの化学製品を
あるいは、建造物同士を
根は幹へと集まり、幹は葉を
一方で、夜になれば、
周辺
今では、新たな地に最新の機械を取り入れて移設され、残されたこの
かつて
この一室も同様である。
木戸は、
その時だ。
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