Seg 22 在りし絆、綴りて証 -01-
※流血等、残酷描写があります。苦手な方はご注意ください。
先ほどまで、ビクともしなかった
重たそうに
「
「あ、
ようやく現れた小さな子供の姿に、
自身の姿に気付いていないのか、申し訳なさそうに頭を下げるユウは、
激しい戦いでもあったのか、どこもかしこもボロボロになった服。そこから
夏の空を映し出す
文字通り、見た通り、全身
「ケガ……ってか……だ、
心配をするが、どうかしたらこちらの方が気を失ってしまいそうだ。
労わる言葉も、
「すみません、ついていくのが
急に
「ケガが痛むだろうが、少し
「はっ……? え……!?」
まだ
「すまない、急いで
言うや
「うわっ!」
走るというには、一歩分の推進力があまりに強く、スピードが速い。ジャンプというには、高さがなく前方への
急な加速で、耳に風の音がビュウビュウなだれ
「
ユウは、風の切れ間から聞こえる
その一方で、
完全に
どこから処置すればいいやら、そも、
「何をどうしたらこんな血まみれになるんだ……!」
「あの……ボクは
「どこがだっ!
「ぽにょぷらい、ぺあのぷににぱにゃりまぷぇっ」
子供特有のやわらかいほっぺをぷにんぷにんと
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