『無念を晴らす』

「俺たちの無念は晴らしたぞ」

全身を誰彼の血で染め上げ、朽ちていった兄君。

本気でそう思っていたのでしょう。

軽く黙祷を捧げ、背を向ける私は躊躇わない。

これを背信と言うのなら、来世まで背負って立とう。


「敵の将は潰えたり。今ぞ我らが君の為に死力を尽くせ」

私の無念を晴らす時が来た。

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たまにはファンタジーです。

きっとあれやこれなんて経緯があるのでしょう(適当)

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