君とあまい恋

髙橋凛杏

君とあまい恋

はじめまして〜

私の名前は、長原姫

小学6年生です

今週中には、女の子が好きなバレンタインが待っているのです

私は今教室にいるのですが、女の子達がそわそわしています

私も好きな人にチョコをあげる事にしたのです

えっ、私の好きな人、知りたいですか?

いいでしょう、教えてあげます

私の好きな人の名前は、南山葵です

彼は、クラスでの人気者で、手がとどかない存在

本当にこの恋が叶うのか、心配です

「朝の会をはじめるよ〜」

入ってきたのは、今年の担任の先生、城崎あやめ先生です

「これから、朝の会を始めます

朝の挨拶、気をつけー、礼」

「「「「「「おはようございます」」」」」

「朝の歌、音楽係さんお願いします」

♪〜

「先生の話、先生お願いします」

「今日、何時間目に体育があると思いますか?」

んー?

何時間目かな〜?

「3時間目!」

「4時間目!」

とみんなが言い始める

「正解は〜

4時間目で〜す!」

「違った〜!」

私も違った〜

3時間目かと思ってた

「変わったところはないので、これで朝の会を終わりにします」


体育の時間


「走るのはやっ!」

葵が走るのをみんな、見ているのですが、葵が走るのがはやいです

私じゃ、追いかけても追いつきません

ドキドキ、ドキドキ

鼓動がはやい

かっこいい、葵

「ほら、何赤くなっているの?

もしかして、、」

と言い、青宮花恋がニヤニヤとする

「なんでもないよ」

と言うが花恋は、まだニヤつく

「本当に〜」

「本当だよ!」

私は顔を赤くして言った

「ふーん」

と返ってきた

ふーう

やっと落ち着いてくれた

「次、姫さんと花恋さん」

あっ、もう順番か

頑張ろう

と思ったけど、いざスタートに立ってみると、100メートルって、意外と長いな〜と思い、緊張してきた

これを葵が走ったのか、緊張しなかったかな

と思った

でも逆に元気がもらえた気がする

頑張ろう

「よーい、ドン!」

と桜井蘭が言う

それに合わせて私達は、走った


ゴール!

ハァ、ハァ

疲れた〜!

「頑張ったじゃん、姫」

葵が言う

疲れきった体も葵の一言でまた赤くなった

また、ドキドキ

葵のことがどんどん好きになる

といきなり、葵がにこり笑った

かっこいい

心臓がもたないほど、ドキドキしてる

あなたのせいで


バレンタイン前日の朝


「起きて、姫」

と言う優真が起こしにきた

まだ寝てたい

でも、優真がかけ布団を奪ったので、しょうがなく起きた

「やっと起きたか

学校遅刻するよ」

私は体を起こして、優真を見ると、学校の準備ができていた

「ん?

いま、なんといいましたか?」

「えっ

学校遅刻するよ」

と優真が言い、やっと理解した

「学校遅刻」

急ごう

私はそう思い、急いで準備をして、学校へ行った


放課後


「ギリギリだったね」

あの後は、ギリギリ学校に着きました

「そうです」

と言う

今は、花恋と優真といっしょにチョコを作っています

「そういえば、花恋って好きな人いるの?」

私は、失礼かなと思いながら言った

「えっ

いると思う?」

質問をしたら、質問で返ってきた

どっちだろう?

いないのではと思い、言ってみることにした

「いない!」

なぜか私は大きな声で言った

なんかどんどん恥ずかしくなってくる

なぜ、聞いたんだ〜と後悔した

「いるよ」

意外な答えだった 

「誰なのですか?

花恋の好きな人!」

と優真が言う

こらっ!と思い優真の口を塞ぐ

「そこまでは、言えませ〜ん!」

と花恋が言う

なんじゃこりゃ

そうだ!

「ねぇ、ゲームやろうよ」

「えっ」

「ほら、まだチョコが固まらないと思うから、やろう」

「やります!」

と優真が言う

それから、私達はチョコが固まるまで、ゲームをやった

私が何回も、負けましたけど、楽しかったです


バレンタイン当日


私は、早めにチョコをあげようと思い、学校へ行った

着いたのですが、、、、

「葵君、好きです

私と付き合ってください!」

この声は、はゆだ

私のほっぺに冷たいものが通るのがわかった

私はその後、声をあげて泣きながら走ってった

「待って!」

葵の声が聞こえたけど、気づかないふりをして行った


ここは、家の近くの公園

私はそこでブランコに乗っていた

学校に行こう

と思うけど、疲れたみたいで、行く気にならない

「ひめー!」

と私を呼ぶ声が聞こえてきた

でも、その声がどんどん近づいてくる

とうとう、目の前に私を呼んでいた人が来た

葵だった

「何をしにきたの?

はゆの告白、どうしたの?」

「姫を探しにきた

はゆの告白は、、ふりました」

えっ

「ふったの?

なんで?」

「ぼくには、好きな人がいる

姫のことが好きだからね」

本当なの?

葵が私のことが好き?

ドキドキ、ドキドキ

心臓の音がうるさい

葵にも聞こえちゃうぐらい

「これ作ったから、あげるよ

チョコじゃなくてごめんね」

葵がくれたのは、紐だった

三色で髪につけれそう

「では、私の気持ちを知ってもらいます

葵のことが好きです」

といい、私が昨日花恋と優真と一緒に作った、チョコをあげた

葵は、チョコを受け取り、隣のブランコに座った

「食べていい?」

「いいよ」

と言い、チョコを袋から出して食べた

美味しいかな?

「美味しい?」

と聞いてみたら

「うん!

美味しいよ!

ありがとう

あと、これからよろしくね」

「うん

よろしくね!」

私はうなずき、ブランコから立ち、葵と手を繋いで、学校へ行った

その後は、同じクラスの人に、ヒュー、ヒューと言われました

恥ずかしかったです

これからも葵と一緒にいたいな〜

私は、そう思うのだった























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