第11話 pink cherry

「今夜は、すごく星が多いようですね」

「あら! ホントだわ。どうしてかしら……」

「きっと今夜は、二人の為に雲も隠れてくれてるんですよ」

「あら? あのお星さま、チカチカとウィンクしてくれてますわ」


「ああ、本当だ。きっと女神が祝福してくれているんですね」

「いいえ、男神ですわ、きっと」

「いやいや、星は女神さまと決まっ……」

「きっと、男神さまで……」


「アハハハ」

「ほほほ

「星もきれいだけど、君の瞳の方が、数倍いや数万倍きれいだ!」

「そしてまた、その唇がステキだ。ピンクチェリーのようで、食べたい」

「あっ、いけませんわ。いけま」


「ごめん。あんまり美味しそうで、つい。でも、美味しかったよ」

「うん、もう……」


------

(独り言)

こういう形式を、自由詩というのですかね。

どうにも、こういったものは好きではなくて。


やっぱり、

「五七五調といいますか、ある程度収まりの良い形じゃないといけませんねえ」

「こういった自由詩は、落ち着きませんねえ」

杉下右京氏なら、こう言いますかね?

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