第4話 流れ星
夜空に 星が一つ浮かぶ
一筋 流れつつ消える
その間 一秒
“わたし以外の誰も見ていなかった”
いやいや
わたしの気付かぬ誰かが またわたしのように
“誰も見ていなかった”
と 呟いているだろう
そして
“願いをかけていたら”
と 呟いたことだろう
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(独り言)
自分だけの……
自分だけが……
若者にありがちな、独占欲です。
年老いた今もでしょうか?
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