コメントを失礼します。
未来、AIに「観察眼」が具わっていく可能性もある。読み終えて、そう思いました。
「推理っていうのは人の心に寄り添う物だと思っている」……これは人間の発する名言ですね。
冒頭のホームズの名言の回収、絶妙です。きっと推敲なさったのでしょう。とても完成度の高い御作品だと思いました。後程、レビューを書かせていただきたく思います(すこしだけ考える時間をくださいね)。失礼しました。
作者からの返信
宵澤ひいな 様
拙作を読んでいただき、そして素敵なレビューを書いていただきありがとうございます。おっしゃる通り、何度も推敲したので完成度をほめて頂きとてもうれしいです。
この作品はもし、警察の捜査にAIが本格的に加わるとしたら、というテーマを軸に、AIと人間のこれからについて書かせていただきました。なので、AIと人間の対比や関係性の進歩など、「これからの未来」を意識していただけるようなラストにしました。
自主企画『【短編限定】より良い作品を書くための意見交流会』にご参加いただきありがとうございます。主催の森山満穂と申します。作品を拝読致しましたので、感想を書かせていただきますね。
骨格がしっかりしていて読み応えのある良いミステリー作品だったと思います。冒頭の場面描写で何が起こるんだろうと興味が引かれ、気づけば夢中で事件の顛末を追っていました。特に最終話がメッセージ性の伝わる内容でとても良かったと思います。 人間にしか見抜けないこと、AIだから確かな理論を持って述べられること、双方の利点を持って共に切磋琢磨し合える関係になっていった感じが素敵だなと思いました。また、神之目の人間らしさが垣間見える感じがキャラクターとして好感が持てますね。彼が他の事件に向き合うところも見てみたくなります。
そして、気になったことを二点ほど書かせていただきますね。
まず一つ目。神之目の主語が「彼」と度々表記されていましたが、男がいっぱいいるので正直誰なのかわかりにくいところが多々ありました。三人称で書かれているので、適度にちゃんと「神之目」と表記した方がわかりやすくていいと思います。
次に二つ目。最初は中村のスマホにアイリーンが入っていたのに、いつの間にか神之目のスマホに彼女が入っていたことにちょっとびっくりしました。誰のスマホにもアイリーンがインストールされている設定ならば、そのことを序盤に記述しておいた方がいいと思います。私はアイリーンが入っているのはずっと中村のスマホだけだと思っていたので、けっこう終盤まで神之目が中村のスマホをずっと持っているのかと誤解してしまいました。
長々と失礼しました。あくまでも個人的な意見ですので、参考程度に読み流していただければと思います。山田湖さんの今後の執筆活動がより豊かなものになるよう祈っております。重ねてにはなりますが、企画に参加していただきありがとうございました。
最後に、誤字らしき箇所を発見したので、ご報告だけさせていただきますね。
【第2話】
高い料金を書けて
→高い料金を掛けて
または、「かけて」とひらがな表記にした方がいいと思います。
【第5話】
『すいません。その奥さんがいつ来たのかはわかりますか?」と彼女が質問した。
→後ろの鍵かっこが 』になってません。
【第6話】
・そこまで考えが言っていないのか
→ そこまで考えが行っていないのか
・「まずっ「おい! 逃げますよ!!」と彼がまずいの三文字を言い終えるより早く、
→「まずっ……おい!逃げますよ!!」
または、そのまま「彼がまずいの三文字を言うよりも早く」と地の文を始めてもいい気がします。
【第7話】
でもあなたは鹿野正枝をに対する言動は
→ でもあなたが鹿野正枝に対する言動は
作者からの返信
森山満穂 様
拙作をお読みいただきありがとうございます。
かなりしっかり読んでいただけたようでとても嬉しいです。
基本的に僕の小説では主人公格は彼や彼女、その他は名字で書いているのですが分かりづらければ申し訳ないです。
スマートフォンの件や誤字報告ありがとうございました。
修正いたします。
面白かったです。まずはやっぱりAIアイリーンの設定が良い!
そして、ミステリーも面白かった。
だけど、僕が一番心惹かれたのは最後、人であるホームズとAIアイリーンの対比です。
今回は人らしい部分でホームズが勝った。だけどこの先AIアイリーンが学習すれば、次の勝負はどちらが勝つかわからない。AIのこの先の可能性を思わせる最後がとても素敵です(*´ω`*)
作者からの返信
黒井森之亮様
拙作をお読みいただきありがとうございます。
AIの部分はかなり構想を練ったので褒めていただき嬉しいです。
個人としてもこの2人は気に入っていて、カクヨムコンが終わったら(現在執筆中の長編ミステリとの兼ね合いを考えてですが)シリーズ化してもいいと思っています。
編集済
警視庁には俺以上の化け物がごろごろいる……、神之目さん以上の化け物……、ということは、それに匹敵するかそれ以上の化け物級の犯罪者がいるってことですね……。恐ろしい街だぜ、東京……!!
人間とAIが助け合い、やんややんや喧嘩し合いながらもひとつの真実を追い求める……、短くまとまって、濃密なミステリー、ありがとうございました。
それではまたの機会に、よろしくお願いいたします。
作者からの返信
最後までお読みいただきありがとうございます。
ぎざ様の洞察力にヒヤヒヤしてました。
最後に出てきた警視庁の化け物たち、とは現在連載中の長編「半月の探偵」に出てくる人たちです。特に主人公とその師匠、そしてその宿敵である犯罪者は兎に角化け物です(隙あらば宣伝)
今回は星までいただきありがとうございました。また、よろしくお願いしますね。