海斗と謎の少女

@kaikai0812

第1話

「はっ!」

海斗は目覚めた

「ここは・・・どこだ?さっきまで、自分の寝室にいたはず。」

海斗がいたその場所は、今まで見たことがないような光景が広がっていた。海斗が呆然としていたその時、

「キャーーー!」

と人の悲鳴が聞こえてきた。緊急事態だったこともあり海斗は少し焦っていたが、その場所ヘと向かった。

「何なんだ…あの生物」

海斗の目の先には、肩から血を流す女性と大きさが3メートル程の化け物が居た。

(どうする…あんなに大きな化け物に、俺なんかが勝てるのか?女性を見殺しにすることもできない。どうすれば…どうすれば)

そう海斗が考えていた頃には、化け物は女性を襲おうとしていた。海斗がもう駄目だと思ったその時

「グワーーーーー!!!」

と言う声とともに、化け物は倒れていた。その前には、少女が一人立っていた。海斗は驚いて、その場に立っていた。すると少女が海斗に、

「あなた、見ない顔ね。もしかして今日来たの?」

と言った。海斗は静かに頷いた。

「そうなのね。この世界ではこの世界の構造をしっかり把握しないと、生きていけないのよ。そのためにこの世界について私から話すわね。」

少女が次々とはこの世界のことを解説してくれた。

「その少女によると、この世界はいわゆるファンタジーの世界らしくて現実ではありえないことも起こるらしい。だけど、この世界の魔物のボスを倒すと元の世界に戻れるとのこと。」

         一年後

そしてついに、海斗はこの世界の構造を全て把握し体力や剣術も身につけ、魔物を倒して、ボスを倒すのに十分な力を得た。

「今日俺は、魔物のボスを倒してやる。」

海斗は、魔物のボスの城を前にそう誓った。中に入り、戦いが続いた。そしてついに…

「終わった…これで元の世界に…帰れる…」

海斗は大きな傷を負いながらも生き残ることができた。その時海斗は、眩しい光に包まれて元の世界に帰ることができた。だがあの世界は何だったのか、あの少女はなぜ自分のことを導いてくれたのかは、今も謎に包まれている…


          完

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