第204話

なんとか電車内で息苦しい思いに耐え、家に着いた。

靴を脱ぐために床に座り込んで……。


どんどんやる気が吸われてくる。

前にもこんなことがあったけど、……。

もう、疲れてきた。

ご飯準備するのはもちろん、食べるのもめんどくさい。


だからこのまま欲望に任せて寝てしまおうか。


そんな覚悟を決めてから靴を履いたままの足を投げ出して腕を枕に眠る。

多分起きたら体痛いんだろうなー、なんて他人事に思いながらボッーと寝るまでの間の時間潰しをする。


だんだん瞼が重くなってくる。

眠い、とかじゃなくて起きていられなくなる感じ。


さて、今は何時だろう。

起きるのはいつになるかな……。



そして起きたのは真夜中だった。

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