第122話

朝の一頑張りが終わってしまったら特にやることもなくだらだらとお昼までの半日を使ってしまった。


なんかこういう休日もいいな、なんて思えた。

何に追われずにも一人でただのんびりと過ごす時間。ご飯も特にこだわらずに食べて本当に自堕落に過ごす日。

毎週これだとさすがに飽き飽きしてしまいそうだけれども、本当にたまにはこんな日もいい。


午後は何をしようか。午前中は眠いだけ眠ってしまったから、もう寝ることはできない。

適当に外をぶらついてみようか。


それか……何もせずに外を眺めてみるとか。

俺の頭にふっと出てきたのはそんな訳の分からない考え。


でも今の俺にはとてもいい考えに思えた。後悔はしないなって感じる。

思いついたことをすぐに実行したくなったから、すぐに窓に近寄っていく。そして窓に寄りかかって見る。そうすると改めて窓からの景色をまともに凝視したことがなかった。


車が来た。何処から来て、どこに行くんだろう。

あーあの人疲れてそうだな……。社会人かな、大変そうだな。見たいなことを考える。


夢中になってみていると何も飲まずに3時になってしまっていた。

あー体がバキバキって言ってる。キツ。


冷蔵庫に行く。

昨日の雑過ぎたご飯の片しの時にせめても作り置きしておいた麦茶をコップに入れて、一気に飲み干す。

あー、今日。なんか休日って感じがする。

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