第3話 過去「2」

 暇なのでスマホを構いたいのだがそうもいかない。この学校では朝来たらスマホを先生に預け、授業が終わるまで返してくれない最悪なシステムがある。

 今日もそのルールが適用されているので僕の手元にはスマホがない。

 こんなクソみたいな高校に入らなければと思った。しかし、僕にはやらなければいけないことがあった。

 それは……「女子に慣れること」

 これが僕の目標だ。こんなのみんなには簡単だと良く中学生の時馬鹿にされていた。

しかし、僕は本当に女子と喋れないのだ。

 精神的に駄目なのだ。

 そんなことをを思い出していたら自己紹介タイムは終わっていた。

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