悪口を本人に伝えにくる者どもへ

愚痴り場みえちゃん

第1話

職場や学校、関係なくどうしても人の悪口は出てしまう。

全くのゼロにすることは不可能だ。

ただ、その悪口の内容をわざわざ本人に伝えてくる人。これが厄介だ。

本人は100%アナタのために善意から伝えています。と言いますが、言われた本人はたまったものじゃない。


『悪く取らないでね。アナタのため。』

詐欺師のような言葉ですよ。

人を陥れるのに十分な言葉。


本当に本人に伝えたほうがいい内容なのか、そうではないのか、わからない人はいないと思う。

そして実はあの人はアナタにこう思ってるなんて内容は誰しも聞きたくない。

何故ならどうしたって信頼関係が崩れてしまうから。

今こうして笑顔で話していても腹の中ではどう思ってるか。こんなこと考えながらでは、いい人間関係は築けやしない。


こういうことをわざわざ伝えてくる人間の『よかれと思って。俺は君達の味方だから。君達のために言ってる』には要注意だ。

これに耳どころこ心まで傾けて聞いてしまうと、人間関係をかき乱されるだけ。

いいことなんてない。

大体、悪口を人に伝えるなんてことが善意なわけない。

なんでもかんでもバカ正直に伝えるなんて子供じゃないんだから、大人だったらわかるはずだ。


それを伝えてくる人間は頼ってほしい願望が強いあまりに、トラブルを自分の周りで起こして自分が解決する。

いわゆるメサイアコンプレックスや自己愛性人格障害だったり、とにかく妄想が凄いんだ。

そういう人間が伝えてくる内容は、大抵が本人に都合がいいように拡大解釈されて、拡大解釈をこえたわけのわからん内容へと変貌して、更にはそれを誇張して伝える。


本当に善意のつもりで自分が解決すべき事件だと思ってる。

会話なんてできない。

こちらの言い分がまるで相手に浸透してない、まるで跳ね返ってくるような奇妙な状態を起こす。

こういう人間の側にいると、狂ってしまう。

疑心暗鬼になり人間不信になり、負のサイクルから抜け出せなくなる。

話半分で聞いて、頼ってくれ。君達のためにこうしようと思うと、言われたなら『結構です。自分でどうにかします。伝えてほしい内容はないです。』と断りましょう。


日本語で話してくるから、言葉が通じ出るように思えて、全く通じてないですから。

違う世界、異次元の存在と思って、適切な距離をとりましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

悪口を本人に伝えにくる者どもへ 愚痴り場みえちゃん @gutiriba

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る