/1.緊急度•重症度/
救急隊員の活動の中においてより大切なのことは傷病者の状態を早期にかつ適切に読み解きそれに適した医療機関を選定し搬送することとなる。
例えたら、代表的な疾患である脳梗塞。
予後が非常に悪く早期に医療機関に搬送し処置が必要となる病態。
発症から早期に治療が行われれば一概には言えないが後遺症も少なくすむことが多いと聞く。
要するに時間との勝負。
目の前に脳梗塞を発症した人がいて、早期に家族に発見。
119番通報。
その後到着した救急隊が傷病者の状態を観察して適切な医療機関に搬送する。
その過程で救急隊が脳梗塞と見抜けなかった場合どうなるか?
また、誤った判断をしたらどうなるか?
例えたら
脳梗塞の症状として手足の麻痺が出ることがある。その手足の麻痺を脳梗塞からくる身体症状としてではなく、骨格的•筋肉的な面からくるものだと誤判断した場合。
その、救急隊は筋骨格を専門的に診察•処置する整形外科対応の医療機関に搬送となる。
当然ながら医療機関では様々な検査や処置ができるその結果、この傷病者は脳梗塞を発症してにることが初めて判明する。
先に述べたのように脳梗塞は時間との勝負である。
その時間を誤判断したことにより無駄に消費した事となる。
これでは救急隊員失格だ。
そのため、救急隊•救急救命士は鑑別診断学というもの学ぶ。
治療ではなく処置を行う。
その中で緊急度•重症度というものが発生してくる。
あくまでも数字的指標の一つであるが非常に大切である。
緊急度•重症度が高ければ高いほど早期に医療機関に搬送しなければならない。
救急車はそんな傷病者から助けに応じて活動をしている。
だが、現在日本に置いて救急車の適切利用が広報される機会が多くなっていている。
問題はどこにあるのだろうか?
いろいろな可能性が考えられるが一つは教育にあるように思う。
例えたら、学校教育で消防•警察•海上保安庁への通報の仕方を教えるだろうか?
また、どういう時に通報のするのか知っているのだろうか?
緊急事態?事件?事故?
その通りだが、それも様々ある。
救急隊が考える本来の救急出場の
「緊急」と「重症」
が、必ずしも通報する人と同一だとは限らない。
近年、その差がかなり乖離しているように思う。それ故、不必要な救急要請•出動があると思う。
その差を埋める教育が今、必要ではないだろうか。
緊急度•重症度。
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