※2.ある街の話※

北関東に位置する北東県。その中の政令指定都市。中央市。形はほぼ真四角に近い形である。

中央市は平成15年に4つの市が合併しその年に政令指定都市として誕生した比較的新しい市町村である。

交通の便の良さと立地条件等々から東京のベッドタウンとして人気が高く、流入してくる人は増加傾向にあり、税収は増え市として財政状況は右肩上がりである。




面積は251k㎡ 総人口は約150万人。市内を5つの区に分け行政を行っている。

最も東京に近く、最も人口の多い南区。

工業地帯として多くの企業の工場が集中する北区。

今や一大テーマパークとして認知されつつあるアウトレット商品を扱う超大型複合施設がある東区。

比較的土地の値段が安く、令指定都市として市の価値を必要とする人が多く住む西区。

そして北東県の県庁所在地と市役所、県警の本部を有し、学業の町として栄えた行政の中心地中央区。

都市の特性上、よく日本の縮図なんて表現されることの多い市であった。

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