第11話

       夜に消えた女


火末(かまつ)圭介がそのオンナと出会った

のは、ミナミのキャバクラだった。

「ハイ、名刺」

元気のいい👩‍🦳の子だった。どうやら

大学生らしかった。

「日本人?」

火末がたずねると、葉月というその

女は少し🤏躊躇した後、首を縦に

二、三度振った。

「本当?」

火末が確かめると、

「ごめんなさい。チェンジします」

と、言って席を外した。

別のオンナの子がやってくる。

火末は店を出た。






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