第6話

「どうしたらいい」

風間が白川にたずぬた。

「💕愛情が足りないんじゃないか」

「女に対してか」

「オカマにモテたいのか」

白川が皮肉っぽくたずねた。

「オカマでもいいかもな」

風間は小さな声を出した。


次の日、風間は交通事故で帰らぬ

人になった。

享年25才だった。


僕が思うに風間は女性経験が足りなかった

やうな気がする。あるいは人生経験と

置き換えてもいいが。

それとも運命的なものか、なにか目に

見えないチカラが働いたのか。

それにしても、人生とは不思議なものではある。

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