『私の夢』

高校に入学してすぐに夢について作文を書くとは思いませんでしたが、私にも夢はあります。


それは、小説家になることです。


私は小さい時から本を読むことが好きでした。


おかげで漢字の読み書きは割とできるし、国語の成績もよかったです。


そのせいで目が悪くなってしまって現在コンタクトレンズをつけて生活しているけれど、それでも読書はやめませんでした。


いつからか私は、読む側から書く側になりたいと思うようになりました。


感動させることのできる作品とかじゃなく、ただ私の書きたい話を書きたくなりました。


幼少期から培った想像力を具現化してみたかったのです。


もしもこんな人がいたら、


もしもこんな場所があったら、


考えるだけで楽しかったそれを誰かに分けられたなら、誰かと話せたならと思うようになった私は、書く側を志す人間になりました。


父はあまりいい顔をしませんでした。


きっと先生もそうでしょう。


それでも私は、書く側になりたいのです。

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