閉じる
表示設定
目次
時が解決したんだな
嫌味はないしそつもない
愛想は良いし受けも良い
誰にでも平等に愛されそうな
それが僕の目に映った君だったんだ
時が解決したんだな。
あの頃のまんまの君でいて、なんて
今の僕には口が裂けてもきっと言えないね
押し付けて、縋った
理想は現実に呑み込まれて消えた
少し大人っぽくなって
少し垢抜けてみて
きっといろんな世界を視たんだろう
いろいろ学んじゃってみて
いろんな人と笑い合って
今の僕にも誰にも言えそうにないんだって
近付いて、拒んだ
過去が現実に塗り潰されそうだった
君が求める君と
僕が求める君が
同じだったならよかったのかな
君が知らない人になった
君は知らない人になった
今を生きる誰にも言えそうにないんだって
失望して、思い直した
夢は現実に持ち込めないものだって
時が解決していればいい
今を否定するようなことはもうやめようって
背を向けて、歩いた
憧れはあの頃に置いてさよならしようぜ
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます