第28話 組織壊滅の裏側
これは暗色繭と戦う少し前。
「見つけた。」
十色の心の一人 紫式 蘭は呟く。
見つけたのは暗色繭
彼女の心霊装 アリスは一種の洗脳を得意する装備であり、保険医に扮して、健康診断をというなの尋問を行っていた。
「私は命令されました。心霊祭で優勝し 王女を誘拐せよと。」
「誰に?」
「心老院と言うところからです。」
「ありがとう。それじゃあ最後にここで私にあったことは忘れること。」
「はい。」
暗色 繭は意識を失う。
といってもすぐに目覚めるのだが。
「見つけましたよ。」
「分かった。そのまま壊滅に向かってくれ。」
「えぇー、私疲れた。」
アリスは心霊力をかなり消費する。それは洗脳する人の数によって比例して行く。
「そうか、仕方ないな。せっかく纏の秘蔵写真をあげようかと思ったんだけどな。」
「マジ!」
紫式 蘭は無式 纏を溺愛している。母性なのか姉性なのか恋心なのかは定かではないがだ。
纏は嫌がっているが、お構い無しだ。
「仕方ない。これはもう処分・」
「やるよ!」
「そ そうか。」
纏のことになると、真剣になりすぎるだろ
と紅花蓮は少し心配になってしまう。
「うふふふふふ。纏 待っててねぇー。」
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「うぅー。」
「どうしたの纏?」
「いや なんでもない・・・と思う。」
最強の男も背筋が寒くなったのは余談である。
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