第2話

「とりあえず、みんな一回自由行動にするか?」

「そうですね!このままだと何もわかりませんし」

2回目に口を開いたのは大学生くらいのお姉さんだった。

僕は、次に口を開いた。

「では明日の朝、また話しましょう。」


改めて見るとここは建物の3階だ、ルールによると鍵を見つけて最終的には玄関から脱出することがクリア条件らしい。

けれど、この13人の中に一人、『人狼』という名の殺人鬼がいるそいつは僕らの脱出を邪魔し、この建物内にあるアイテムで僕ら全員の命を取れば勝ちだ。

もちろん黙って命を取られたりはしない、絶対に逃げ切ってやる。

ちなみに人狼に対抗する手段が僕らにないわけではない、やつは一度誰かの命を取ると次の日にならないと他の人の命を取ることはできない。

そして毎朝ある討論時間に多数決で一人牢屋に閉じ込めることもできる。閉じ込められた人は人狼にやられることはないが何もできない。しかし再び討論時間に多数決で認められれば牢屋から出ることもできる。

牢屋にいるときは他の人と話すことはできない。

その時!

「キャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

けたましく悲鳴が響いた。

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