第4話 大地に降りる

激しい対空砲と対空ミサイルを抜けると、そこにはなんとも言えない地上があった。

「ここが地球か。そしてこれが重力というやつか」

 パースは惑星に来るのが初めてであり、地球の重力というものを知って興奮気味であった。そんな大地に降り立つと、隊長が全員の無事を確認する。HLVを出ると、銀河系宇宙軍団の兵器が、大地を踏むのであった。

「皆無事か。さあ行こう、ずっとここにいても仕方がないからな」

 隊長がそう言うと、銀河系の地球侵攻兵器であるユニットが、大地をゆっくりと滑らかに進んでいくのである。

「隊長、早速お出ましのようです」

 どうやら地球連邦軍の動きは早かったようだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る