第554話 うらぎり



 裏切り者の代名詞といえば、関ヶ原合戦で恩ある秀吉から家康に乗り替えた小早川秀秋がすぐに思い浮かぶけど、本当のところはどうなんだろうねえ……とカヨさん。


 秀秋には秀秋の事情があったのだろうし、乱世では当たり前に寝返りを繰り返していた他の武将たちにしても、たくさんの家臣や家族を抱えて、時代の潮目や強い者を見極める目を常に光らせていなければ、たちまち転ぶしかなかっただろうしねえ。


 

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