第465話 ふくじんひしつ

 

 

 自然科学関連の本を読んでいて、思いがけない希望の糸口に出会ったカヨさん。


 ――生物である人間には悲しみや苦しみを乗り越える力が本能的に備わっている。あまりにも強い緊張状態がつづくと、副腎皮質からその事態を忘れさせる物質が放出され、変わらぬ辛さのなかにも、徐々に日常の和みや微笑みを取りこむ作用が働く。どんなに惨めでも、生物としての自分を信じていれば前向きな感情が芽吹いて来る。


 そんな概要ですが、心と身体の不思議に、新たな感銘を受けているカヨさんです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る