第282話 いちねんせい

 

 

 

 カフェを出ると、集団下校の1年生が1列になって歩いて来ました。


 その先頭に立つのは、見るからになり立てほやほやの若い男性教師。


 カヨさんを見ると「こんにちは」と言いながら何度も頭を下げます。



                🎒


 

 ――地域の人に丁寧に挨拶するように、校長先生から言われているんだろうな。

 

 生真面目な新人教師に引率された小学1年生が微笑ましくなったカヨさんです。

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