第150話 からおけ
コロナ禍中のいま、カヨさんがもっとも不自由を感じているひとつがカラオケ。
以前は月に何度かひとりカラオケに通っていましたし、さらに、数か月に一度は古くからの歌仲間が寄り集い、「☆◇〇大会」そのときどきで適当に名づけた会で深夜まで盛り上がっていましたが、もう10か月余りもマイクを握っていません。
「マスクしていれば大丈夫でしょう」と言われたりもしますが、主治医から絶対に感染を防がなければいけないと言われているカヨさんには、どうしても無理……。
で、その代わりに、パソコンのYouTubeで好きな楽曲を30~40分歌っているのですが、いくら田舎とはいえ、ご近所の目や耳が、やはり気になります。( ;∀;)
そこで思いついたのが、カヨさん宅にもっとも近い家のお年寄りがデイサービスに出かける時間を利用した月曜・木曜カラオケ。部屋のカーテンを閉め切り、パソコンの音量をマックス近くまで上げ、マイク代わりのボールペンを持ち、なるべく喉の筋肉をつかうように心がけながら、気に入りの14曲を熱唱しています。♫
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