第140話 かっぷる
いろいろ試してみましたが、アウトレット用の厚底靴下のクッション性にも援けられ、ピリピリしたモートン病の痛みから解放されつつあるカヨさん、強風のなかを散歩に出かけると、向こうのほうから美男美女のカップルが歩いて来ました。
歳のころは40前後。双方ともに整った顔立ち、すらりと引き締まったボディ、うらやましくなるような二人連れです(なぜか揃ってマスクなしですが( ;∀;))。
いつでもどこでもひとりのカヨさん。
いいな、いいな、あんなふうに肩を並べて歩いてみたいな、ああいう二人なら、カスタマイズとは無縁だろうしねえ……と思いかけて、待てよと思い直しました。
すれ違うときに聞こえて来た会話や双方の顔の表情からして、案外、女性が男性にカスタマイズを求めるカップルなのかもしれない。だって、男性の顔を見上げて積極的に話す女性に対し、うつむき加減の男性はただうなずくばかりだったもの。
一瞬のウォッチングで物語を想像する、あまり人の好くないカヨさんです。(^_^;)
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