第91話 たびじ
難病に苦しむアーティストの老妻を介護しながら、車いすでの日常生活用に自分で改造したキャンピングカーで旅をする老写真家のドキュメントを観たカヨさん。
――あいにくわたしには世話をしてくれるパートナーがいないし、今後もできる予定はないけど(笑)、いざというときは福祉の世話になることをためらわない。
あらためて自分に言い聞かせました。
というのも、左右の脚の長さに若干の相違があるため、左足の付け根と左の臀筋に負担がかかり、いずれはそこを中心に、なんらかの症状が生じそうだからです。
もちろん、なるべくそうならないようにトレーニングや散歩を欠かしませんが、万一そうなったときは、社会の一員として、大手を振ってプロの手に委ねようと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます