第51話 かくしん
なんかこうイライラする。
猛暑やコロナ、あるいは加齢のせい?
最近の自分の気持ちの変化に不可解な思いを抱いていたカヨさん。
ある方と話していて、やっと核心に近づけたような気がしています。
人さまのお役に立つとともに、
――自分自身も啓発されたい。
結局はそういうことなんですよね、カヨさんが対人関係に求めているのは。
たとえば、俳句に例をとっても、日常的に勉強もせず作句もせず、〆切間際にチョコチョコッと「俳句もどき」でお茶を濁す……そんな姿勢はちょっとねえ。
ちなみに、弱輩のカヨさんがオンライン句会の立ち上げをご相談した大先輩は、長年にわたって全国的規模の俳句大会への入賞をキープされていますが、華々しいご活躍の土台には、句歴30余年のいまなお4冊の月刊句誌を購読し、月に7回の句会に出席し、そのつど満を持した投句をされる、地道な努力と研鑽があります。
まあ、当然ですが、何もせず結果だけ望むなんて、そんな虫のいいことはあり得ないわけでして、その点でも、倦まず弛まずコツコツと執筆活動を継続されているカクヨム作家のみなさまは、カヨさんにとって大切な標のひとつになっています。
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