第7話 GAME -4-
は? その名前…何で知ってるの?
だ~って、知ってるも何も。
あたしだもん。
久しぶり♪ちーちゃん♡
楓は若干の狂気じみた笑顔を浮かべる
あたしさ、全部知ってるよ?
ちーちゃんが大手企業の一人娘で親の力使って
あたしの両親殺したこと。
学校でのいじめ全部ちーちゃんが首謀者だったこと全部。
楓の両親は、医療機器を製造する中小企業を経営していた。
しかし、ちとせの父親が経営する会社に製造権利を奪われてしまい
挙句に口封じのため殺されてしまったのである。
な、なんで…。
そ、そんなこと今話したって関係ないでしょ!?
…今、「そんなこと」って言った?
楓の顔は徐々に紅潮し、瞳は充血し飢えた獣のようになっていく
ちとせは楓の姿に恐怖心を隠せずにいた
…ちーちゃんには、罪を償ってもらわなきゃ。
安心して?あたしも後で行くから、先に地獄で待ってて?
楓は手に持った包丁を構え、助走をつけ全速力でちとせの胸へと飛び込んだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます