ミステリ小説のトリック
はい、それで、
手品のたねを明かすと、実は全然「大した事の無い話」。
それがトリックについても言えるかもしれません。
なので、問題は作者がそれをどう魅せるかなのだと思います。
言い換えると、トリック自体の「タネ」は、全然大したものじゃなくていいという事だと思います。
例えば、過去の評価が高い商業作品で、私も好きな作品のトリックは、
一言で言うと「物を上に被せて隠してた」――・・・・・・それだけ、です。
そんなの、単に見て気付く人いたらどうするの?って話ですけど・・・、
夜中で慌ただしい中、誰も気づかなかったと。
はい、私も気付かなかった読者の一人でございます!!
あー、やられたーっ!!って思いましたね、真相解明の時に・・・・・・
そんな、単純で、簡単な事!!!!あー、悔しいなぁ、って。
だから、トリックが精緻で驚くべきものでれば当然高評価でしょうけれど、
初心者という事もあるので、
ありがちなものでもいいから、
それを「どう魅せるのか」に集中したほうがいいかもしれませんね。
名作ほど、タネ明かしすると簡単な話である、っていう気もするんですよ。
それは直感的な感想ですが、
真相解明の時に「分かりやすい」っていうのもあるかもしれませんね。
複雑怪奇なトリックだと、説明読んでても「は・・・?」と思う時もあるわけです。何言っておられるのですか?何言うてはるの??みたいな
そういうのも、「分かる人には(一回読んだだけで)分かる」のかもしれませんけど、初心者としてはまず目指さなくてもよい方向かと。そういう系は、推理小説好きの人の中でも、相当読み込んでいるマニアックな人(=普通のものでは満足しない)が好むような気もするので。色々な意味で「ハイレベル」という気がします。
なので、
・トリックのタネ明かし自体は単純なもの
・その事に登場人物(と読者)が気付かなかった要因の描写
そこをまず意識しようかと。
それ以外では、小説として面白くなるように、自分自身で書いていて楽しいものであるように、そこだけ気を配ろうと思います。
私は、普通の単なる男女関係とか書こうとしても得意じゃないし、個人の好みでもないので事件自体は思いっきり歪んだものにして楽しみたいと思います。
うししししし・・・・・・。
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