2月創作活動と応募作品
B社が募っている2月末締め切りの新人賞の応募候補として3作品あります。
12月、1月に仕上げた2作と、今ちょいちょい書いてる1作です。
これらのうち1つ選ぼうと思っていますが、今の時点で1つ選んで、残りの期間詰めれるところは詰めて、表現もよく考えて、当然の事ではありますが話に矛盾がないように見直す事に時間を使った方が余裕も持てるし有意義かもしれないと思いました。
使わないと決めた作品は、またあとで見直す事もできるので。
そこで、賞の傾向から言って、1月に書いた恋愛モノを送ろうと思います。
12月のものは、がちのホラー展開で恋愛要素もある作品です。
1月のものは、恋愛がメインの展開でホラー要素もある現代舞台の作品です。
今書き始めたものは、恋愛がメインでホラー要素もある(がちの)ファンタジーです。
今日色々考えたのですが、賞の傾向から言って
・過激描写は多分マイナス点(多少あってもよいだろうがプラスにはならないと思う)
・ファンタジーよりはリアルな生活感や現実にある事物の描写が好まれる
・そのうえで、ジャンル(というか「要素」だと思いますが)は不問
…という事なので、減点項目はないものを選んだほうがよいかと思いまして。最初から減点ありそうなものを敢えて送って、しくじった時に「最初から減点項目あったから仕方ない」と思うよりは、ベストなものを送って駄目だったら、それはもうしゃーないと思うほうがよかろうと思います。
今書きかけの1作は、趣味みたいに雑にならない程度に、息抜き用にでもさっさと書けばよいかと思います。いずれ別の賞用に使いたいので。尚、書いてて思ったのはがちのファンタジーって、趣味ならいいけど賞に応募する作品としては結構やりにくいかもしれませんね…・
まあ、「1次選考でも通ればうれぴーい」というのが本音ではありますが、
気持ちとしては勝負に勝ちに行くで!!
恋愛作品の応募がやたらと多い(そして受賞していない…)という事は出版社側から言われている事なので、「らいばる」は多いのかと思います。
なので普通に考えると、「ああ、またこういう作品やでぇ…」と思われたら、まあプラスにはならないでしょう。
そこで、「あ、何か他の作品と違ってて面白そうやな?ちょっと見せてみろや」くらいにはまず思ってもらいたいものです。
なので、本文も当然の事ながら、あらすじの表現も気を付けてみました。
以前に考察しましたが、「山田昭雄39歳」「会社員山田昭雄39歳」「製薬会社の研究開発員を務める山田昭雄」の3つのうち、好きなものを自由に選べと言われたら、3つ目の表現だと思うのです。
もちろん詐称的な肩書きはマイナスですから、本文と本筋に沿った事を書くのは当然です。内容をしっかり伝える効果と、興味を持ってもらう両方の効果は確かにある…はず。
最初からしっかり読み直して、一つ一つの表現や展開が「面白い」かという事を吟味しながら直していこうと思います。もちろん、本筋は変えません。仮に急にいいアイデアが浮かんだとしても、変えるべきではないでしょう。直せるのは部分だけです。
この「面白い」という事についても、以前考察しました。この言葉は非常に曖昧で、下手をすると思考放棄で言っている事もあるだろうという事ですね。
そこで、もうちょっと意味を明らかにしたいとも思うのです…
①基本的なところですが、まず「読みやすい文章か」
…もっと具体的には、
・一つ一つの文章があまり長ったらしくないか
・どうでもいい描写を延々と続けてないか
・短く言える事を非常にまわりくどく表現してないか、とか etc.
…まあ、永遠の課題です。
単調で同じような言葉ばかり使っていないか、といった事もあるでしょう。(単純な話、語彙力がきちんと備わっているかも当然見られるでしょう。)
基本的な事にして極めるのは難関である事項の一つかと思います。
②全く同じ事であっても、魅力的に表現しているか
「山田昭雄39歳」「会社員山田昭雄39歳」「製薬会社の研究開発員を務める山田昭雄」問題と、本質的には同類の事が本文にも言えるかと思います。
本当は色々興味深い事、奥深い事なのに、作者の力量不足でそれが表現でいていない事は往々にして起こり得る事だと思うのです。
無論の事、何でも詳しく書けばよいというものでもありません。
余計な情報は必ずしも書かなくてもいいというのは、小説の一つの利点であるとも言えます。敢えてぼかすものはぼかして、大事な所を浮き立たせる…とまで言ったら大げさで言い過ぎかもしれませんが。
③作者の価値観・人生観を地の文で長々と書いたり、キャラに喋らせてないか
これ、意外と気を付けようかと思っています。
何か伝えたい事があって作品を書くとか、思いを込めるというのは悪い事とは思いません。そういうものが何もない作品というのは空虚かもしれません。
しかし、例えば「今の社会は間違ってる!」とか「世の中のあの人たちの考え方はおかしい!」…といった事を、根拠もなく、しかもそれが小説の本題でもないのに作中に織り込むのはマイナス点以外の何物でもない可能性が高いです。
確かに、例えば下読みさんや審査員が狂信者的な「男性嫌い」であれば、「今の男性社会はおかしい!」と、とにかく作中で吠えて連呼しまくれば誉めて貰えるのかもしれませんが…
(個人的にはそういった狂信者的な価値観を持つ事自体に批判的です。)
作中で明らかな悪人が、明らかな悪の論理に徹している事はむしろ問題ないと思うのです。注意すべくは、むしろ「正義」を振りかざして勝手な主張をぶちまけてしまう事かもしれません。
まあ、書いた作品だと主人公が大人しい性格で、周りも悪人を除くと割と良識大人達なので、あまりイキって自分の中の正義や人生観をぶちまける場面もないので大丈夫かとは思いますが…
④感情移入?
個人的には感情移入という言葉が嫌いで、
好きな商業作品であってもキャラクターに感情移入するといった経験はないです。
そもそも「感情移入」という言葉自体、曖昧な表現です。
ですので、もっと単純にキャラを「気に入ってもらえるか」という意味で考えようと思います。「好きなキャラ」なら、商業作品になんぼでもいます。
ですがこれがまさに難しいわけで、最終的には博打だろうと思います。
私が思う事には、誰にでも隔てなく好かれる属性というのはそもそも無いと考えます。仮に理想的な男性や女性を描写したところで「現実的でない」などと言って批判されるのです。
なので、ある特定の性格ならその性格なりに、「こういういい所がある」というのを最大限に描写するほかないと思っています。
それがちゃんとできているか?という所を徹底的に見直したいです。
例えば、主人公の男の子は大人しい性格ですが、そういうほうがいいという女性もいれば、それだけで到底好みでは無いと言う女性読者もいるでしょう。
これは、仮に真逆の性格でも結局同じ事です。
しかしそこで、「いやいや、食わず嫌いせずに、こういういい所もあるんやで」という事をお伝えできるように頑張りたいですね。
まあ例えるなら、生の魚なんて食えるかとおっしゃる外国人観光客に、「まあまあまあ、結構イケるで!?」と、高級寿司を薦めてみる感じでしょうか。
で、食べてみたら結構美味くて気に入った、という事もあると思うのです。
もちろん、味にはきちんと自信がなければいけません。
そこが腕の見せ所か…。
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