「シャイニング」40年目の真相

高柳孝吉

シャイニング40年目の真相

「シャイニング」世紀の大発見。〜シャイニング40年目の真実〜


いや、想像を絶した体験をしました。「シャイニング」。初めて観たのは新宿、ピカデリーの映画館において中学1年生の冬でした。ーそれから40年がちょうど経ちました。その間つどつどDVDディスクが磨りきれ(笑)る程観賞しましたが、この程WOWOWでアメリカ公開版、つまりノーカットバージョンを観賞する機会があり、観始めてから10数分が経過した頃だったか、段々おかしい、という事に気づいてきました。ー結論から先に言います。アメリカ公開版と日本公開版は、カットされている云々ではなく、全編撮影から違うバージョンですね。キューブリックは演者さんに50回は違う演技をしてもらって撮り直したそうですが、冒頭の難しそうな空撮から肝心のクライマックスまで、違う撮影バージョンだと思います。先日WOWOWで放送されてしまったおそらくアメリカ公開バージョンで世紀の大発見⁉️をしてしまいました!これだけの名画でこの事実はでかい。空撮で日本公開バージョン(国際バージョン?)に入ってしまっていたヘリコプターの影が、アメリカ公開バージョンでは、無かった。クライマックスの猛演技も、違うパターン、バージョンだと思います。日本公開バージョンをDVDで繰り返し観ていたので分かりました。キューブリック自ら日本公開バージョンを創ったらしいですが、大幅にカットされたとは皆さんご指摘の事ですが、これは…。キューブリックの意図が何処にあるのかは分かりませんが、いや、「シャイニング」を新しく初めて見直せてるのでファンとしては嬉しい限り。楽曲のシングルバージョンとアルバムバージョンの違いのような。あるいはミレーの「落ち穂拾い」に何パターンか存在するような。ー名画に隠された謎。キューブリックが没して約20年か。死因は不明、謎という最後まで鬼才天才巨匠らしい去り方。ふと、空を見上げた。キューブリックめ、やりやがったなあ。

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